Bercianos del Real Camino → Reliegos 20.7km あと337.7km

単調な一本道。おまけに雲行きもあやしい。でも天は今日も味方してくれました。

村々の建物は黄色い土壁に変わっていきました。ときに主を失って崩れるにまかせているものもありますが、時間をかけて少しずつ元の姿に戻っていっている気がします。

レリエゴスの村に正午に着きましたが、どのアルベルゲ(巡礼宿)も予約でいっぱい。本来アルベルゲは予約ができなかったのですが、最近は予約サイトが普及して予約できる私営アルベルゲが増え、早めに予約をする人が多くいます。そう聞くと宿泊場所に不安を覚えて焦って自分も予約する、という悪循環に陥っているように思います。自分の体力や体調、天候、時間などによって、または気に入った村で、気ままに泊まるという醍醐味が失われつつあります。困っていたら、「公営に行ってごらん」と言われました。行ってみるとなんと先客は1人のみ。以後、公営や教会経営の、予約できないところをあえて選んで泊まることにしました。

しばらくすると馬を3頭と犬を1頭連れた巡礼者が到着。こんな人に出会えるのも、公営のいいところかもしれません。

散策すると村人がにこやかに「オラ」と声をかけてくれます。丘にはたくさんの扉がついていて、ワインを貯蔵するのだと教えてくれました。

なぜかこの村のランドマーク的な存在になっている謎のバルに入ってみました。大人たちが酒を飲み、煙草を吸い、チェスをやって楽しむところのようです。ちょうどいい食事処が見つからなかったので今日はスーパーで調達。スーパーのご主人はなんとアルベルゲの管理人さんでした。