起点日本橋→板橋宿(一/六十九)日本橋から9.8km(行程9.8km)
サンティアゴ巡礼以来歩く旅に魅せられて、立春を機に(?)、とりあえず中山道はじめました。
東海道よりは何か残っているかなあ、と思ったので。とはいえ、あまり期待はしていなかったんですよ。
下調べをしても、このへんに何があった、でも今は何も残っていない、なんてのばかり。よくて碑があるくらい。高度成長期というのは、古い=ボロい とされていろいろなものが惜しげもなく壊されたのでしょうね。特に都内などは、宝探しのようにあるかないかの何らかの名残りを探して歩こう、と出かけました。
ところがところが、期待以上のものがありました。特に巣鴨からの旧中山道は、地蔵通り商店街に始まり、板橋までなかなかに活気のある商店街が途絶えずにまっすぐ続き、往時の賑わいが見えてくるようでした。
第1日目の今日は、六十九次の第一の宿場、板橋まで。途中ちょいちょい休んだり寄り道してもちょうどいい距離で、今まであまり縁のなかった地域を歩けて、楽しい一日となりました。
板橋宿にはその昔50軒を超える旅籠があってにぎわったそう。街道としての役割が薄れてくると遊廓に変貌したとか。今は商店街としてちゃんと生きていました。
きっとその時代も、ゆっくり出発して途中で団子を食べたりお参りをしたりしてちょうど日が暮れる距離。次は板橋宿から出発です。