桶川宿→鴻巣宿(七/六十九) 日本橋から48.0km(行程7.2km)

よく見ると古い家屋や蔵なんかが残っています。足元には庚申塔や道標も見られます。

本宿天神社

鴻巣宿はかつては北本にあって、その後移転したらしいです。

勝林寺には古びたお地蔵さまや馬頭観音が苔むしてたくさん並んでいました。

原馬一里塚は、中山道で現存するたった3つの一里塚のうちのひとつ。あらま。こんなところに江戸時代の石仏が。

このあたりは人形屋さんがたくさん。ほら、町の名も「人形」。

雛屋歴史資料館はとても面白く、スタッフの方がとても熱心に説明をしてくれました。農民が農閑期に作り、子どもの疱瘡よけに赤く塗ったという、雛人形のおこりとなった素朴な人形も見られ、お土産に購入しました。

かつて徳川家の鷹狩りの際の休憩場所として建てられた鴻巣御殿が描かれている原寸大(?)の屏風のレプリカが展示されているので、当時の中山道の様子がよくわかります。この屏風絵の本物は国立歴史民俗博物館にあり、なかなか近くで見る機会がない貴重なものです。鴻巣御殿は今は残念ながら跡形もなく、その場所には「日本一小さな東照宮」があります。

勝願寺には「人形塚」もありました。

このへんの荒川は、「川幅(堤防と堤防の間)日本一」(2537m)だそうです。それにちなんだ「川幅うどん」はなんと幅8㎝。市内ののぼりのあるお店で食べられますよ。

中山道からは少し外れますが寄り道。河原にはポピーが咲き乱れていました。

狛犬の代わりにかわいい狛こうのとりがいる鴻神社に参って、本日はおしまい。