Burgos → Hornillos del Camino 21.0km 3万7824歩 あと471.5km

大都会ブルゴスを後にして、道は徐々に麦畑の台地(メセタ)へと向かいます。

ポピーの赤を愛で、ガスパチョの赤にお腹を鳴らし、村々の教会を訪ね、大丈夫、退屈知らずです。

バルの女主人が「冷たいのよ、いい?」と念を押してくれましたが、ガスパチョは喉の渇きも癒し、エネルギー補充にもよく、暑い日にはもってこい。でもこのへんは、カスティージャ風スープもお薦め。トマトベースに卵が溶いてあって、にんにくが効いてます。

こんな花の苗、日本で売ってるよなあ、なんて花が、たくさん野生で咲いています。生まれ故郷はここだったのかな。

サイクルスーツにかっこよく身を包んだ自転車の人は、よくよく見ると年配の人も多いのです。日本人なら、本人も「今さら、おとなしくしてよう」と思ったり、周囲が止めたりしそうですが、欧米のシニアのパワーには圧倒されます。70代はあたりまえ、なかには80前後では? という人たちも、自転車で、ザックを背負い徒歩で、元気に巡礼しています。

この日泊まったアルベルゲ(巡礼宿)では、夕食を希望すると直径1mほどの鍋でおいしいパエリアを作ってくれました。大勢でテーブルを囲み、楽しい夕餉でした。